猫下部尿路疾患(FLUTD)|浅草橋の動物病院は「あさくさばし動物病院」へ 年中無休

診療科目別症例紹介

泌尿器の病気

猫下部尿路疾患(FLUTD)

【概要】

猫が膀胱炎や尿路結石などによって、頻尿・血尿・排尿困難等を示している病態をFLUTDと言います。原因が特定できるFLUTDは40%に満たず、60%以上は原因が特定できない、特発性膀胱炎であると言われています。

頻尿、血尿、排尿時間延長の他に、尿の出口が詰まってしまうと、触られるのを嫌がったり、外陰部を過剰に舐める、食欲不振や嘔吐といった症状に進んでいきます。

診断のために、尿検査、レントゲン、超音波検査、状態に応じて血液検査が必要になります。

​【治療】

原因によって治療法は異なります。

結石がある場合、ものによっては食事療法により結石が消失する可能性もあります。

細菌性の膀胱炎があれば抗菌薬の投薬が必要です。

特発性の場合、確実な治療法はまだ存在しませんが、無治療でも数日後に良化することが多いです。ただし、再発しやすいです。

​FLUTDは再発が多い病気です。予防のためには、食事、飲水量、トイレを清潔にする、ストレスをかけないようにするなど、生活の改善が推奨されています。